猫とチョコレート ☆二子玉川店 【Coral&Tusk(コーラルアンドタスク)】


先日、なにかとお世話になっているオンラインのフランス書籍専門書店で可愛いイラストの猫の詩集100選のミニブックがあったので購入してみました。 いわゆるジャケ買いですね。なにかご紹介できるものはないかと探してみました。

その中にベルギー出身のモーリス・カレーム(1899‐1978)がありました。絵本が充実している二子玉川の紀伊国屋書店でも子供向けの作品をみるこもある作家です。シンプルでわかりやすい詩を書く方で子どもにはぴったりの作品が多いようです。日本では『お母さんにあげたい花がある』などが有名。

『魔法のランタン』(1973年)という面白い詩をみつけましたので翻訳してご紹介しますね。

私の小さな猫
私には小さな猫がいる、
こんなに小さい、
私は彼をオランジュと呼ぶ。
なぜだか分からない
決して彼は食べない
鼠も、ネズミも。
彼は奇妙な猫だ
ヌガーとチョコレートが好き。
でもだからこそ、
ソランジュ叔母さんは言う、
彼は大きくならないんだって!

原文では韻の踏みかたもおしゃれで、なんて可愛らしい詩なんだろうというのが第一印象でした。 子ども向けの絵本や猫の版画も描かれてる多才な詩人です。

ベルギー出身ということもありヌガーやチョコレートといった言葉がでてきますね。 もともとお高いチョコレートですがバレンタインでは著名なパティシエ、パティシエールだと木箱に3粒で5000円とかさりげなく高島屋に陳列されています。空輸とはいえファンでないと買えない値段ですね。ちなみにご存知かもしれませんが猫にとってチョコレートは危険な毒物です。 誤食したらすぐに動物病院で処置をしないといけません。
Faliero Sarti ミニストール¥29,700(税込)

ミニストールがそろそろ巻ける季節がやってきますね。それではまた次回までごきげんよう。
最近は徹子の部屋で見かけた藤井風のYouTube動画にはまっています。もしもピアノが弾けたらな、と妄想しつつ。