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    SERGE THORAVAL 30周年|ロック・トラヴァルが綴る言葉とジュエリー

    2025.09.14

    30周年を祝う来日イベント

    2025年8月、パリのジュエリーブランドSERGE THORAVALは30周年を記念し、クリエイティブディレクターのロック・トラヴァルが来日しました。SERGE THORAVAL南青山店でお披露目されたのは、幸福を刻んだ来日限定バングル、そして未来へ想いを運ぶ新作Le Vent(風)コレクション。言葉とジュエリーが出会い、忘れられないひとときが紡がれました。

    ロックは「お客様と直接交流できることは、何よりもエモーショナルで幸せな瞬間だった」と語ります。パリと東京という距離を超えて、ジュエリーを通じて人と人がつながる喜びに包まれました。

    来日限定バングル「Bonheur(幸福)」

    来日にあわせて誕生した、特別な限定モデル「Bonheur(幸福)」。身につけるたびに“幸せを大切にする”という誓いを思い出させてくれる、象徴的な一本です。

    "Vois-tu ce bonheur qui nous attend"
    ― 私たちを待っている幸福が、君には見えるかい? ―


    2026新作コレクション「Le Vent(風)」

    今年展開した「La Nuit」と対をなす、新作「Le Vent」。「愛する・夢見る・笑う」、「いつも」、「座って空を見上げてごらん」──など代表作の言葉をまとった軽やかなジュエリーは流れる風のように自由で、未来へと想いを運ぶコレクションです。※2026年春発売予定。

    ロック・トラヴァルとのQ&Aセッション

    イベント後に開かれたスタッフとの交流会では、ブランドの哲学や言葉の選び方、未来への想いが語られました。「言葉はデザインを導き、デザインが言葉を呼ぶ。すべてはバランス」そう語るロックの言葉が、30年の歩みとこれからを象徴します。


    __イベントの感想を聞かせてください
    ピュアにJOY、喜び、幸せな時間でした。お客様と直接交流できることはとてもエモーショナルで感動的でした。パリと東京という何万キロも離れた場所でありながら、通じるものがあってコンタクトできたことは光栄でした。


    __SERGE THORAVALというブランドを受け継ぐことはロックにとって人生を賭けた冒険だと聞きました。それはどんな冒険でしたか?
    母から「無理してビジネスを継がなくていい」と言われ、長く熟考しました。でもアーティスティックな仕事をしたいと思っていたので、このブランドを具現化できるのは自分の特権だと感じました。まずはアトリエで全てのポストと生産工程を学び、自分でできるようにしました。その後は母の経営をフォローする形でSNSやウェブなどPRに本格的に取り組みました。


    __ジュエリーに刻む言葉はどのように選ばれますか?
    読書の中から拾い集めることもあれば、先にテーマを決めて探すこともあります。頭の中に小さなテーマの引き出しを作っておき、その引き出しに沿って言葉を探したり、既存のフレーズを少しずつ膨らませたりしながら、コレクションを増やしていきます。


    __デザインを考えるときに意識していることは?また言葉とデザインはどちらが先に決まるのですか?
    一番大事で難しいのは、刻印の文字とメタルのバランスです。言葉が形をガイドすることもあれば、形から言葉が導かれることもある。全てはバランスです。


    __言葉が刻まれたジュエリーを身につけることは、ロックにとってどんな意味がありますか?
    とても個人的で内密な行為です。自分が共感できない言葉は着けません。自分が嘘をつかずに受け入れられる言葉を作り、身に着けます。例えば四角いリングは四面に言葉が刻まれていて、その日の気分で上に来る面を選べる。身に着けることで自己肯定感が高まり、心地良くなれるなら、僕の制作は一つのゴールに到達できたと言えるでしょう。

    __コロナ禍を経験して、制作や心情に変化はありましたか?
    よりポジティブな言葉を届けたいと思うようになりました。閉鎖的な時期を経て、人が集まり、気持ちを共有できるような言葉を強調したいと感じました。ちょうどその時期に母から僕へ経営のバトンタッチがありました。

    __これからSERGE THORAVALに出会う世代に伝えたいことは?
    ジュエリーは、自分にとって自然に寄り添う存在であってほしいと思います。だからこそ、パリのお店に来てくれる若いお客様には「着けていることを忘れるようなものを選んで」と伝えています。肌の延長のように自然に感じられるものが一番です。僕自身は大きめのビジューを選びますが、着け心地や言葉が自分に馴染むことが大切です。

    __日本のお客様やスタッフに対して感じることは?
    誰もが親切で礼儀正しい。あまりにも快適で、日本がどれだけ好きになったか語り尽くせません。東京に住みたいくらいです。


    言葉と共に生きるSERGE THORAVALのジュエリー

    30周年という特別な時を迎えたSERGE THORAVAL。心に残る言葉を、大切な人へ、そして自分自身へ。その想いを形にした代表作の数々をご紹介します。

    素晴らしい時と幸せが
    私達を待っているでしょう

    vois-tu venir ce temps merveilleux,
    vois-tu ce bonheur qui nous attend.

    ロックの父、セルジュがジュエリー制作を始めたばかりの頃に出会った言葉。後に彼はこのフレーズをバングルに刻み、最愛のパートナーでありロックの母・ジュヌヴィエーヴに贈りました。そこから“幸せの手錠”と呼ばれるジュエリーが誕生。未来への希望を託すように、この言葉を愛する人へ贈り共に身につけてほしい代表作。

    座って空を 見上げてごらん
    S'asseoir et regarder le ciel

    1994年の夏、セルジュとロック、ジュヌヴィエーヴが田舎の家で過ごした一夜。流れ星が花火のように降り注ぐ静かな時間から、この言葉は生まれました。日常に立ち止まり、空を仰ぐような余白をくれるフレーズ。自分への贈り物に、また「空を見上げる時間を忘れないで」という想いを込めて、大切な人へ贈るのもふさわしい言葉です。

    いつも
    Toujours

    夢や志、大切な人への思い──「いつも」という言葉には様々な願いが込められています。身につけることで、環境や時代が変わっても変わらない自分自身の誓いを思い出させてくれる存在。身に着けるアイテムによっても意味が広がり、自分だけの物語を重ねることができます。

    30周年を迎えたSERGE THORAVAL。言葉を身につけるという発想は、これからも変わらずに人々の心に寄り添い続けます。あなたの毎日に響く“ひとつの言葉”を見つけてください。
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    【旗艦店】
    SERGE THORAVAL 南青山店
    東京都港区南青山5-7-17
    小原流会館 B1F 〉Google Map
    TEL 03-5485-0271
    営業時間 9:00~ 17:30
    定休日 日曜日

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    Serge Thoraval(セルジュ・トラヴァル)
    取り扱い店舗一覧

    SERGE THORAVAL 南青山店
    ・H.P.FRANCE BIJOUX 丸の内店/新宿店/梅田店
    ・goldie H.P.FRANCE 新宿店/二子玉川店
    ・H.P.FRANCE Boutique 梅田店/広島店
    ・H.P.FRANCE 札幌店/名古屋店/京都店/大丸神戸店/福岡店
    destination Tokyo
    ・Déclic 有楽町店/大阪店
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