フランス・パリを舞台に、H.P.FRANCEを象徴するブランドが、記念すべきアニバーサリーを迎えた。40年の節目は、家族や仲間に囲まれて華やかに彩られ、笑顔と感性の煌めきが交差した。その現地の熱気をレポートする。
JACK GOMMEファミリーが一同に会する、特別なアニバーサリーイベント。
2025年6月、夕暮れに差し込む初夏の光とともに、パリのマレ地区サン=クロード通りがお祝いムードに包まれた。JACK GOMME(ジャック・ゴム)の設立40周年を記念し、旗艦ブティック前の路上で開かれた一夜限りのストリートイベントだ。当日は家族や友人をはじめ、クライアントや往年の顧客、インフルエンサーなど、ブランドに縁のある100名を超えるゲストが集い、デザイナーと共に特別な夜を祝福した。
会場となったJACK GOMME サン=クロード店の店内には、アーカイブを巡る回顧展が広がり、40年の創造の軌跡を辿るバッグが並んだ。
会場となったJACK GOMME サン=クロード店の店内には、アーカイブを巡る回顧展が広がり、40年の創造の軌跡を辿るバッグが並んだ。

ウィンドウも40周年の特別仕様。

パーティー開始直後から、大勢のゲストが路上に集まった。

店内でゲストをもてなすデザイナーのポール(左)とソフィ(右)。

地下フロアでは、40周年の軌跡を追うムービーを上映。

ゲストには記念冊子も配られた。Photo @ELSA DAVID

40年の節目に復刻するアイコンバッグ「Cargo」のミニバッグ。Photo @ELSA DAVID
屋外では、デザイナーの息子シメオンが企画した“ゲスト同士が料理を食べさせ合う”というユニークなフードパフォーマンスで、会場は和やかな笑いに包まれた。
さらに、過去にJACK GOMMEが生み出した様々な素材のハギレを身にまとう2名のアーティストによるコンテンポラリーダンスは、まるでブランドの哲学をそのまま体現するような、解放的でエネルギッシュなパフォーマンスだった。
さらに、過去にJACK GOMMEが生み出した様々な素材のハギレを身にまとう2名のアーティストによるコンテンポラリーダンスは、まるでブランドの哲学をそのまま体現するような、解放的でエネルギッシュなパフォーマンスだった。

エプロンを首にかけらたペアが料理を食べさせ合う。Photo @ELSA DAVID

Photo @ELSA DAVID

ゲストにデザートをふるまうデザイナーの息子・シメオン。Photo @ELSA DAVID

JACK GOMMEの素材を身に纏うダンサー。Photo @Ange Joannides


パフォーマンスを見守るゲストたち。
「このイベントを通して40年間のものづくり、愛、そして自由を祝いたかった」とデザイナーのソフィとポールは語る。南仏・ニースで生まれたJACK GOMMEは、伝統的なレザーグッズの堅苦しさから解き放たれたユニークな素材使いで、軽やかでモダンなライフスタイルを提案してきた。40周年のテーマは“TAKE A STEP TO THE LIGHT SIDE(軽い方へ一歩踏み出そう)”。ここで言う“LIGHT”とは、創業時から変わらぬ「軽やかさ」と「自由」の哲学を意味する。単なる軽量性にとどまらず、エルゴノミックな造形で身体に寄り添い、持つ人を何にも縛られない解放感へと導く。流行に左右されず、時に直感的に、時に流れに逆らいながら生まれる作品は、アシンメトリーなフォルムや異素材の組み合わせなど、ユーモアとアヴァンギャルドな美学に満ちている。

エッフェル塔がモチーフとなった1987年のコレクションのオマージュで、スタッフもサスペンダーを着用。

JACK GOMMEを2個持ちするソフィ。右肩のハンドバッグは2026年春夏の新作で、グラフィックを息子シメオンが手がけた。Photo @ELSA DAVID

アイコンバッグ「Cargo」のミニバッグが、至る所に出現。
パーティー当日を振り返って。デザイナーのソフィとポールからのメッセージ。
イベント当日、とくに感動したシーンや出来事があれば教えてください。
私たちが何より感動したのは、パーティーの夜、共にJACK GOMMEの歴史を紡いできた大切なパートナー(とりわけ、H.P.FRANCEの皆さんやアーティスト、長年一緒にコラボレーションをしてきた才能ある人たち、ずっと忠実についてきてくれたクライアント、友人や子供たち)が、世代を超えて集まり、一つの大きな家族である姿を見事に体現してくれたことです。
私たちが何より感動したのは、パーティーの夜、共にJACK GOMMEの歴史を紡いできた大切なパートナー(とりわけ、H.P.FRANCEの皆さんやアーティスト、長年一緒にコラボレーションをしてきた才能ある人たち、ずっと忠実についてきてくれたクライアント、友人や子供たち)が、世代を超えて集まり、一つの大きな家族である姿を見事に体現してくれたことです。

ソフィ(中央左)とポール(右)、二人の息子シメオン、娘マルトの家族写真。Photo @ELSA DAVID

ソフィとポールの出会いから、JACK GOMMEの全てが始まった。背景には設立当時の二人。Photo @ELSA DAVID
40年の節目にあたり、ブランドとして“変わらず続けてきた”と、“これから挑戦したいこと”は?
JACK GOMMEが40歳を迎えた今も、私たちは常に変わらぬクリエーションへの思い、楽しむ気持ちを持っています。ファッションは未だかつてないほど変革の時代に在りますが、私たちは今後もあらゆる世代に、身軽でカラフルで機能的、そしてもちろんスタイリッシュなバッグをお届けしたいと思っています。
40年というのは熟成の歳かも知れません。でも、私たちJACK GOMMEは、皆さんをまだまだ驚かせるでしょう!
JACK GOMMEとH.P.FRANCEは共に40周年を迎えます。長年のファンへ、メッセージをお願いします。
私たちと日本のラブストーリーも、40年になります。日本のクライアントは、間違いなくブランドのエスプリを最も理解してくれている方たちです。私達のクリエイションへのリスペクトや感性を備えたスタイル、繊細な見方によって日本の皆さんは、私たちのベストアンバサダーになってくれています。
私達は日本と、とても深く誠実な絆で結ばれています。日本のバイブ溢れた活気のある風景、創造性、控え目なエレガンス、それらは私達にとって常にインスピレーションの源になっています。
全てのことに、ありがとう – Merci !
JACK GOMMEが40歳を迎えた今も、私たちは常に変わらぬクリエーションへの思い、楽しむ気持ちを持っています。ファッションは未だかつてないほど変革の時代に在りますが、私たちは今後もあらゆる世代に、身軽でカラフルで機能的、そしてもちろんスタイリッシュなバッグをお届けしたいと思っています。
40年というのは熟成の歳かも知れません。でも、私たちJACK GOMMEは、皆さんをまだまだ驚かせるでしょう!
JACK GOMMEとH.P.FRANCEは共に40周年を迎えます。長年のファンへ、メッセージをお願いします。
私たちと日本のラブストーリーも、40年になります。日本のクライアントは、間違いなくブランドのエスプリを最も理解してくれている方たちです。私達のクリエイションへのリスペクトや感性を備えたスタイル、繊細な見方によって日本の皆さんは、私たちのベストアンバサダーになってくれています。
私達は日本と、とても深く誠実な絆で結ばれています。日本のバイブ溢れた活気のある風景、創造性、控え目なエレガンス、それらは私達にとって常にインスピレーションの源になっています。
全てのことに、ありがとう – Merci !
JACK GOMME 40ans
JACK GOMMEの設立40周年を記念し、40周年の軌跡を辿るスペシャルムービーが公開。パリで開催されたアニバーサリーイベントの夜に、会場となったサン=クロード店の店内で上映された。
via www.youtube.com
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