Wouters & Hendrix - No mom, it's not just a phase -
アントワープのアトリエで、金細工職人のチームによって手作業で仕上げられた「No Mom, it’s not just a phase」コレクションは、船乗りの旅の本質を映し出します。荒波の呼び声、遠い港の誘惑、そして静かに引き寄せる故郷のぬくもり。ロープのように力強く、それでいて心は繊細に、Wouters & Hendrix らしい表現で、ひとつひとつのピースが、冒険や憧れ、そして芸術性の物語を語り継ぎます。
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「お母さん、これはただの一時的な気まぐれじゃないんだよ。野生の波が呼んでる。遠い港とひそやかな冒険の誘惑なんだ。どうしても行かなきゃならないんだ。お願い、泣かないで。お母さんはいつも僕の心の中にいるよ。できるだけ早く手紙を書くからね!」
--- あなたは船の上にいて、岸辺は遠ざかっていきます。
青の色合いが周囲を包み込みます。上にも、下にも、どこまでも。
今、耳飾りを思い浮かべてください。
それは、甲板に散らばるロープを思わせるような形をしています。
オニキスの真珠でできたネックレスは、穏やかに揺れるブイのように水平線に浮かびます。
“Mom(ママ)”というリボンで包まれたハートのタトゥーが、映画の中の海の男のような魅力を与えてくれる、ロープのように頑丈だけれど、その心はとても優しいのです。
目を閉じて、“Faith - Trust - Hope - Grace(信頼・信念・希望・恩寵)”と刻まれたリングに触れてみてください。
すると、ホームシックにかかった甲板員が急いで絵葉書を書いている頭上で、カモメが鳴き声をあげているのが聞こえてくるはずです。
      
Hooked on u
Sweet Knothings
Bowline on a Bight
Mama’s Boy
 
  
  
  
    
ウッターズ・アンド・ヘンドリックス
Katrin Wouters(カトリン・ウッター)とKaren Hendrix(カレン・ヘンドリックス)のふたりは故郷アントワープにあるロイヤルアカデミーオブファインアーツ彫金科を卒業、1985年にジュエリーデザインをスタートし、以来現在に至るまでアントワープのファッションシーンで確固たる地位を確立している。彼女たちの作品は時を重ねる度により洗練され 使われる素材も銅からシルバーへ移行し、Goldコレクションも発表。合わせる半貴石はそれぞれの性質を活かし、最大限に表現できる形をその都度に追求してきた WOUTERS&HENDRIXのジュエリーは、精妙なハンドワークとクチュール的な仕上がりを特徴とし、そのゆるぎない技術が 独特のユーモアとシュルレアリスムに刺激され、大胆で選りすぐった作品を生み出す。こうして誕生したジュエリーは、華やかななかに慎ましやかさもあり、まるで光と影を繋ぐダイアローグのようである。
 
     
             
             
            