パリ10区、消防署跡地を改装したインキュベーション施設『La Caserne(ラ・カゼルヌ)』の一室に、DOMESTIQUE(ドメスティック)のアトリエはある。
 
  
  
  
    消防署を改築した『La Caserne(ラ・カゼルヌ)』の外観。
 
  
  
  
    エントランスからすぐの、気持ちの良い中庭。
 
  
  
  
    クリエイターたちが撮影をしたり談笑したり、のびのびと活動している。
 
  
  
  
    DOMESTIQUEのアトリエに面したテラス。レザーバッグを鉢植えとして使用するユニークなアイディア。
テクノロジーとクラフトマンシップの融合
 
  
  
  
    一点ずつ丁寧に仕上げていくデザイナー、バスチャン・ベニー。
 
  
  
  
    セールスから広報までマルチにこなす右腕のソフィア(左)と、バスチャン(右)。
 
  
  
  
    アトリエで黙々と作業するスタッフたち。
 
  
  
  
    フランスの市場から着想を得たレザーバッグのコレクション。
 
  
  
  
    最新鋭のテクノロジーが揃う『La Caserne』内のラボ。
 
  
  
  
    PCから読み込んだデータの通りにレーザーで焼き、裁断と印字を行う機械。
 
  
  
  
    DOMESTIQUEのチャームは全て、ハギレを用いて作成される。廃材を徹底的に残さないのが、ブランドのポリシーだ。
 
  
  
  
    レーザー裁断機の他にも、超高速で縫製可能なミシン、転写機、製品の耐久性をテストする研磨機や引張試験機など、さまざまは機材が揃う。
 
  
  
  
    
 
  
  
  
    半2階にはパターンを起こしたり、3Dモデリングを手助けするスタッフが常駐。クリエイターたちの最初のアイディアを立体に具現化するための技術面をサポート。
作品に昇華される日常のワンシーン
仮に、それが世の中でネガティブに思えるものでも、180度違った発想によって楽しく、洗練されたオブジェに変換されていく。そのパラドックス(矛盾)を扱う大胆不敵さこそ、DOMESTIQUEのDNAだ。彼の視線が切り取った日常に 、これからも注目していきたい。
 
  
  
  
    アトリエ内の、作品展示スペース。
 
  
  
  
    ヤスリでレザーの表面、角や縁の部分を丁寧に研磨するバスチャン。
