WOUTERS & HENDRIX | ユーモアと遊び心が導く、ジュエリーという小さなマニフェスト
アントワープ発のジュエリーデュオ、WOUTERS & HENDRIX(ウッターズ&ヘンドリックス)。
40年にわたり常識を超える表現を追求してきたデザイナーのカトリン・ウッターズとカレン・ヘンドリックスが語る、創作の源、街からのインスピレーション、そして“LOVE”への想いとは。
作品と“好き”の源について
―どんなストーリーや価値を届けることを大切にしていますか?
1984 年の創業以来、私たちは伝統的なジュエリーの境界線を越えることを常に意識し、驚きと感動を原動力に創造を続けてきました。「プレシャス」と「日常」、「優しさ」と「破壊的要素」、「ユーモア」と「ポエジー」。相反するものを融合させながら、私たちはビジューに物語を宿らせています。
1984 年の創業以来、私たちは伝統的なジュエリーの境界線を越えることを常に意識し、驚きと感動を原動力に創造を続けてきました。「プレシャス」と「日常」、「優しさ」と「破壊的要素」、「ユーモア」と「ポエジー」。相反するものを融合させながら、私たちはビジューに物語を宿らせています。
ひとつひとつのビジューは、シュールレアリズム、好奇心、意外性を通して、身に着ける人を“いつもの世界を別の視点で見る”旅へといざないます。私たちにとってビジューは、単なるアクセサリーではありません。エモーショナルな価値をまとい、身につける人のパーソナリティを映し出し、日常に予期せぬタッチをもたらす存在です。
暮らしと、その街の魅力について
ーアントワープの土地柄や文化は、制作にどんな影響を与えていますか?
アントワープのアトリエで受け継がれてきたノウハウは、今も私たちのものづくりの中心にあります。
この街は、私たちにとって単なる背景ではありません。すべてはここから始まりました。アントワープ王立美術アカデミーで出会い、“アントワープ・シックス(1990年代にファッション業界を席巻した同校出身のファッションデザイナー6人の総称)” が世界へ羽ばたいた、あのクリエイティブな熱気の中でジュエリーデザインを学びました。職人としてのノウハウを身につけたこの時期が、私たちのビジョンに深く刻まれています。
アントワープのアトリエで受け継がれてきたノウハウは、今も私たちのものづくりの中心にあります。
この街は、私たちにとって単なる背景ではありません。すべてはここから始まりました。アントワープ王立美術アカデミーで出会い、“アントワープ・シックス(1990年代にファッション業界を席巻した同校出身のファッションデザイナー6人の総称)” が世界へ羽ばたいた、あのクリエイティブな熱気の中でジュエリーデザインを学びました。職人としてのノウハウを身につけたこの時期が、私たちのビジョンに深く刻まれています。
若かりし頃のカトリンとカレン、アントワープにて。
現在もアトリエはアントワープ中心部にあります。フランドルの厳格さ、ベルギーらしいシュールレアリズムの精神、控えめで洗練されたアヴァンギャルド。この街を形づくる独特の要素の融合が、日々のインスピレーションとなっています。美術館やギャラリーが多く、職人が集まり、さまざまな出会いに満ちた街――それがアントワープです。
アントワープにあるWOUTERS & HENDRIXのアトリエ。
H.P.FRANCEの40周年を記念する3つのブローチ
H.P.FRANCE 40周年のテーマ「LOVE」から着想したブローチの3つのメッセージについて、教えてください。
今回の「LOVE」をテーマにしたコラボレーションでは、私にとって馴染み深い表現へ立ち返ることにしました。それは“ユーモア”であり、“軽やかさ”であり、そして欠かすことのできない“エモーション”です。
心の中でふとつぶやくような短い言葉を、吹き出しのようなフォルムに収めたブローチをイメージしました。
それぞれが “AMOUR / アムール(LOVE)” と結びつきながら、どこか “clin d’œil / クラン・ドゥイユ(ウィンクのようなユーモア、茶目っ気)” を含んでいます。
今回の「LOVE」をテーマにしたコラボレーションでは、私にとって馴染み深い表現へ立ち返ることにしました。それは“ユーモア”であり、“軽やかさ”であり、そして欠かすことのできない“エモーション”です。
心の中でふとつぶやくような短い言葉を、吹き出しのようなフォルムに収めたブローチをイメージしました。
それぞれが “AMOUR / アムール(LOVE)” と結びつきながら、どこか “clin d’œil / クラン・ドゥイユ(ウィンクのようなユーモア、茶目っ気)” を含んでいます。
ベストやシャツに添えるだけで、さりげないパーソナルなマニフェスト(自己表現)にもなり、同時に愉快で繊細で、心を和ませてくれる存在になるはずです。
最後に、あなたたちのファンである日本のお客さまへ、メッセージをお願いします。
“We don’t stop playing because we grow old,
we grow old because we stop playing!”
いくつになっても、遊び心と楽しむ気持ちを忘れないでください。
その“遊び”をやめたときに、私たちは本当に歳を取ってしまうのです。
“We don’t stop playing because we grow old,
we grow old because we stop playing!”
いくつになっても、遊び心と楽しむ気持ちを忘れないでください。
その“遊び”をやめたときに、私たちは本当に歳を取ってしまうのです。