L'âme aussi, si elle veut se reconnaître devra regarder une âme.
「魂もまた自分を識りたいのであれば 魂と向き合わなければならないであろう（人間もまた同じである）」
古代ギリシアの哲学者プラトンの著書、Premier Alcibiade（アルキビアデス1）からの一説が刻まれた無骨な円柱のペンダント。セルジュが選んだこのテキストは、彼が見つめる相手の瞳の中で、己が誰なのかをよりはっきりと知るということを意味していた。円柱の形をしたこのペンダントは、自分自身を照らし出す灯りを放つ小さな灯台を象徴している。
ポエジー
おとなしく見慣れた形とは程遠く、セルジュが生み出すジュエリーには槌目をつけ加工した手の跡が感じられ、彼が好んだ文章が刻まれている。セルジュのジュエリーには、分かち合われた感情と、大事にしたいメッセージの伝達があり、それこそが彼のジュエリーに与えられ宿る「魂」なのだ。
アトリエ
場所はセルジュらしく、錆びた鋼鉄製のパネルとつや消しガラス板でパーティションされた空のロフトで、大きなガラス窓に囲まれているおかげで朝から夕方まで日の光が差し込んだ。考え事をしながら歩きまわることができるよう、そして各自が十分なスペースの中でぶつからずにすれ違えるように、大きな空間で空気にあふれた場所だ。
-another Reflet collection-
Designer
Serge Thoraval / Rock Thoraval
セルジュ・トラヴァル / ロック・トラヴァル
デザイナーはパリ出身のセルジュ・トラヴァル。身に着ける人にポジティブなエネルギーを運び、いつも心によりそう愛にあふれたメッセージが刻まれたフランス生まれのジュエリー。1999年、セルジュ・トラヴァルが交通事故により他界。現在彼のコレクションはパートナーのGENEVIÈVE CHEVILLOT（ジュヌヴィエーヴ・シュヴィヨー）と息子のROCK THORAVALが引き継いでいる。
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